スーパーツィーター

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団塊世代が古希を迎えます。悲しいですわ。頭は段々薄く白髪頭となり顔のシワやシミは隠せません。五感が段々鈍くなり、特に視力、聴力の衰えに老いを感じます。

人生100年時代とは言え人生の後半に差し掛かり、せめて元気に動き回り、感動できることをより多く体験したいものです。自分の20歳代にはオーディオブーム全盛でパイオニア、山水、トリオ、オンキョーや大手メーカーではナショナル(現パナソニック)はテクニクスブランド、三菱はダイヤトーン、日立はローディ、東芝はオーレックス、更にヤマハナチュラサウンドなど大変なオーディオブームの中、皆が競ってより、高音質の音やダイナミックサウンド、原音に忠実な音を求め、少ない小遣いの中でやりくりしながら憧れのブランドを買いご満悦していた時代でした。

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当時は高くて手が出なかったカリフォルニアサウンドJBLがマイリスニングルームの主役に納まってから約半世紀、数々の感動を与えてくれた名機も私の聴力が低下したためか、迫力不足を感じて、昨年11月後半より試行錯誤しながらついにホーン型ドライバー(JBL)とスーパーツィーター(FOSTEX)を追加することにしました。横長の黒い箱みたいなのがホーンで言わば拡声器(ラッパやメガホンの役目)みたいな役割でその奥に繋がっている中高音のユニットから音を前に放出します。もうひとつの金色に輝く円筒型のものがスーパーツィーターと呼ばれる超高音域を再生するユニットです。下の台座も本体同様の真鍮のムク素材でドライバーもツィーターもずっしりとした重量をもっています。配線には低域をカットするためフィルムコンデンサをハンダ付けしたり、少し電気配線できる知識と技術が必要です。(一番下写真に一部配線が写っています)

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据え付け後、ワクワクしながらCDをかけ、その感動的な音の洪水に酔いしれました。驚くほどの効果です。シンバルがこんなにいい音だったのか!女性歌手のこの色気は何だ!トランペットが耳をつんざき!アルトサックスの表現力に唖然!人間の声がこんなにも感動的で表現力があるのか!コレクション全てのレコード、CDを確認したくなりました。

一番下の写真はフロントサブスピーカーの上部に乗せたJBLのホーン型ドライバーと同じくJBL077でこちらがスーパーツィーターです。077の中心はスリット(切込み)があり、クリスタルのクサビ状のものが覗いていますこのクサビの角度に超高音の指向性が決められているのです。