スーパーツィーター

f:id:storm50:20190220172229j:plain

団塊世代が古希を迎えます。悲しいですわ。頭は段々薄く白髪頭となり顔のシワやシミは隠せません。五感が段々鈍くなり、特に視力、聴力の衰えに老いを感じます。

人生100年時代とは言え人生の後半に差し掛かり、せめて元気に動き回り、感動できることをより多く体験したいものです。自分の20歳代にはオーディオブーム全盛でパイオニア、山水、トリオ、オンキョーや大手メーカーではナショナル(現パナソニック)はテクニクスブランド、三菱はダイヤトーン、日立はローディ、東芝はオーレックス、更にヤマハナチュラサウンドなど大変なオーディオブームの中、皆が競ってより、高音質の音やダイナミックサウンド、原音に忠実な音を求め、少ない小遣いの中でやりくりしながら憧れのブランドを買いご満悦していた時代でした。

f:id:storm50:20190220172255j:plain

当時は高くて手が出なかったカリフォルニアサウンドJBLがマイリスニングルームの主役に納まってから約半世紀、数々の感動を与えてくれた名機も私の聴力が低下したためか、迫力不足を感じて、昨年11月後半より試行錯誤しながらついにホーン型ドライバー(JBL)とスーパーツィーター(FOSTEX)を追加することにしました。横長の黒い箱みたいなのがホーンで言わば拡声器(ラッパやメガホンの役目)みたいな役割でその奥に繋がっている中高音のユニットから音を前に放出します。もうひとつの金色に輝く円筒型のものがスーパーツィーターと呼ばれる超高音域を再生するユニットです。下の台座も本体同様の真鍮のムク素材でドライバーもツィーターもずっしりとした重量をもっています。配線には低域をカットするためフィルムコンデンサをハンダ付けしたり、少し電気配線できる知識と技術が必要です。(一番下写真に一部配線が写っています)

f:id:storm50:20190220172314j:plain

据え付け後、ワクワクしながらCDをかけ、その感動的な音の洪水に酔いしれました。驚くほどの効果です。シンバルがこんなにいい音だったのか!女性歌手のこの色気は何だ!トランペットが耳をつんざき!アルトサックスの表現力に唖然!人間の声がこんなにも感動的で表現力があるのか!コレクション全てのレコード、CDを確認したくなりました。

一番下の写真はフロントサブスピーカーの上部に乗せたJBLのホーン型ドライバーと同じくJBL077でこちらがスーパーツィーターです。077の中心はスリット(切込み)があり、クリスタルのクサビ状のものが覗いていますこのクサビの角度に超高音の指向性が決められているのです。

f:id:storm50:20190118155002j:plain

当時を思い出すと日本でも衛星中継だったか?されたように思う。ボブ・ディランフィル・コリンズデヴィッド・ボウイ、ケニー・ロギンズ、エリック・クラプトンサンタナミック・ジャガー、スティング、デュラン・デュラン、PP&M、エルトン・ジョン、P・マッカートニー、レッド・ツェッペリン、白髪のおばあさんになったジョーン・バエズディオンヌ・ワーウィックライオネル・リッチー、レッド・ツェッぺリンなどなど凄いアーティストが出演していた。日本でもアルタで中継され確か長渕、谷村、さだ、ハウンドドッグ、こうせつなどが参加してたように記憶している。とにかく夢のような共演だった。

f:id:storm50:20190118155016j:plain

 

LIVE AID QUEENは永遠に!

ボヘミアンラプソディ」の凄さ!!
どうしても観たかった「ボヘミアンラプソディ」をついに観てきました。
久しぶりに感動しました。伝説のバンド「QUEEN」の若者たちが駆け抜ける青春サクセスストーリー。リードボーカルフレディ・マーキュリーそしてブライアン、ロジャー、ジョンを演じる俳優たちがいい。恐れを知らぬ若者たちが掴む目のくらむような成功と栄光そして挫折、別れ、再会がテンポよく描かれてゆく。オペラ「カルメン」を聴きながら新しい曲のイメージを語るフレディの姿も新鮮。QUEENの数々のヒット曲が創られてゆく制作秘話も興味深い。そしてラスト21分のLIVE AIDの臨場感は圧倒的だ!
エイズ患者を救う基金を集めるとして企画されたライブに登場するフレディもまた、エイズに侵されているなんという皮肉!
QUEENの若者たちは無名の頃から競争、自己表現をぶつけ合いながらも友情、信頼、絆ばかりでなく摩擦、衝突、葛藤そして外部からの雑音などを乗り越えクライマックスのLIVE AIDで伝説となるパフォーマンスを爆発、全開させるのだ。
圧巻のLIVEで涙が止まらなくなった。彼らの達成感がビンビンと伝わった。最近観た映画では出色の出来栄え。あのライブステージはこの映画のため造られたセットとのことだがステージの傷やシミまで徹底的にコピーされ、フレディが弾くピアノの上に並んだ飲み物やコップまで全て当時のもので撮影されたという。
写真は本物のフレディとラミ・マレックが演じるフレディとにかくそっくりだ。(左が本物)
監督は鬼才ブライアン・シンガー あの伝説映画「ユージアル・サスぺクツ」でラストシーン観客全てを騙して「唖然!」とさせた監督だ。

f:id:storm50:20190118151411j:plain

f:id:storm50:20190118151536j:plain

f:id:storm50:20190118151548j:plain